BLOOD+(ブラッドプラス) 用語解説
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用語解説
■ 翼手
人間の体内にはない第5の塩基(ジュリアはD塩基と名づけた)を持ち、擬態能力と驚異的な身体能力を持つに至った生物。食糧とするのは主に人間の血液である。元々D塩基を持つ新種生物の総称だが、劇中ではD67を投与された人工翼手を指している場合が多い。名前の由来はコウモリ目の旧名翼手目。
原作である「BLOOD THE LAST VAMPIRE」の設定によると生物学上の分類は霊長類となっており、そこでは長命や飛行といった身体能力の科学的分析もなされている。
弱点は小夜の血(小夜自身とそのシュヴァリエであるハジとリクの場合はディーヴァの血)で、小夜の血を投与されると結晶化して死に至る。又、コープスコーズやシフが翼手を殺していた事から、脳や脊髄に修復不能なダメージを受けても死に至ると思われる。
小夜の血を弾丸に入れて使用することは、ジョエルの日記によれば不可能だという。理由として、始祖翼手(後述)の血液は空気に触れると序々にその効果を失っていくと小説では語られていた。
■ 翼手の女王(始祖翼手)
子を産む事が出来る女性の上位翼手で、双子で誕生する。小夜やディーヴァがこれに当たる。 誕生してから10代後半までは歳相当の容姿で育つが、以降は歳をとらなくなる。シュヴァリエが誕生すると2~3年の活動期の後、30年間は繭の中で休眠するという周期を繰り返すようになる。翼手の女王はシュヴァリエと交配することで子を宿す(後述)。産まれてくる子もまた双子の女児である。そして子を産むと同時に女王の血には変質が起きる。モデルは社会性昆虫に多い、巣に唯一存在する雌(女王蟻、女王蜂)と思われる。
□ 翼手の繁殖について
アンシェルは、翼手の女王は自らと対になる女王のシュヴァリエとの間でのみ子を成せると唱えたが、監督はこの事を肯定しておらず、翼手の繁殖能力が非常に低いとだけ明言している(参考:電撃プレイステーション)
■ シュヴァリエ
フランス語で騎士と言う意味。
翼手の女王からの血分けによって翼手と化し、翼手の女王と交配する事で子孫を残す。人工翼手とは異なり高度な知能を持ち、翼手と人間の姿を自由に行き来する事が可能。純粋な戦闘能力だけを見れば女王をも凌駕する。又シュヴァリエは全て男性である。
半不老不死の肉体を手にし、擬態能力や驚異的な身体能力も身に付く他、睡眠も必要としなくなる(但し、シュヴァリエになったリクには特別な身体能力が見られなかった事から、その能力を駆使するにはしばらく時間がかかると思われる)。翼手となった後は血液を渇望するようになり、血液以外のものを口にしても喉の渇きや空腹を癒すことは出来なくなる。モデルは女王と同じく社会性昆虫である蟻の一種、“兵隊アリ”と思われる。
弱点は、自分の主である女王と対を成す、もう1人の翼手の女王の血。また再生不能な状態まで破壊されれば死に至る。
■ シフ
アイスランドのキルベドの実験施設でディーヴァの持つD塩基を使って人工的に造られたシュヴァリエである少年少女達。またはそのグループ名。
失敗作である彼らは日光に弱く、その為、常に黒いローブを被って修道僧のような出で立ちをしている。又、その命には限りが有り、「ソーン」というヒビが全身に広がると死に至る。体格に見合わない大きな武器を使いこなし、翼手化して爪を武器として使うこともある。通常のシュヴァリエと違って主である女王(ディーヴァ)に支配される事は無い。
名前の由来はジェイコブ・シフからであると思われる。また、モーゼス・カルマン・イレーヌ・ギーはロスチャイルド家に関係する人名が由来。
■ コープスコーズ
対翼手用人型兵器。ブロードソードを主武装とし三位一体による連携を主な戦術としている。
キルベドの実験施設での研究成果とジュリアによって齎された翼手研究の成果によって作られた。生後48日程で実践投入出来るらしい。コープスコーズ(Corpse Corps)と言う名前は「死体兵団」と言う意味。正式名は戦術特殊強化兵団。外見は人型だが、中身は(翼手関係の)最新の遺伝子工学で作り上げられた生物学的ロボットである。翼手のみを攻撃し、普通の人間は襲わないように改良されている。ソーンをコントロールされており、7日間の生命しか持たないように調整されている(逆に言えば、シフの延命も可能になったことになる)。
シフの中で最も優秀なモーゼスの遺伝子が利用されている為、容姿はみなモーゼスと瓜二つである。
■ 赤い盾
ディーヴァの出奔以後、初代ジョエルの子孫が翼手の災厄を世界中にもたらしてしまったことを悔いて創設した組織。
ディーヴァの打倒と翼手の殲滅を目的とする。ゴルドシュミット家の当主によって、代々『ジョエル』の名と赤い盾長官の地位を受け継いできた。赤い盾に属する者は、結晶化した翼手の血の一部を身につけている。それは、赤い盾のメンバー同士の身分証明としても使われている(現代のデヴィッドは十字架に結晶を填めている。小夜はアンシェルに折られた刀の代わりに用意された新しい刀の鍔元に亡き義父・ジョージの結晶を、カイはペンダントとして亡き弟・リクの結晶をそれぞれ持っている)。
名前の由来は、「BLOOD THE LAST VANPIRE」においては「翼手を極秘に研究していた一族」という設定で、本作でのシュヴァリエならびにシフの名前の由来にもなっている「ロスチャイルド家」のドイツ語表記、「Rothschildt(ロートシルト)」が、「赤い盾」という意味であることによる。
■ ジョエルの日記
初代ジョエルによる小夜・ディーヴァの観察日記、及びそれを基に作成したデータベースの事。ディーヴァの逃亡以後、赤い盾の長官によって小夜とディーヴァの戦いの記録が付け加えられている。赤い盾はこの日記の叙述に基づいて、作戦を立案する。また秘密保持の為、この日記を目にした者は赤い盾から元の世界に復帰することは事実上不可能になる。
「ボルドーの惨劇」の日は唯一何も記載されていない。
■ ボルドーの惨劇
1883年の初代ジョエル・ゴルトシュミットの誕生日パーティで起きた事件。小夜が初代ジョエルを驚かせようと塔に幽閉された少女・ディーヴァを解放した為に、初代ジョエルやパーティの来客はすべて彼女に殺され、「動物園」も全焼してしまう。そしてディーヴァは自分のシュヴァリエになった世話係・アンシェルと共に逃走する。後の翼手の厄災の元凶とされる日。
■ D(デルタ)67
ディーヴァの血液を元に造られた、人間を翼手にする薬品。これにより翼手化した者は人間の頃の知性・記憶・容姿を失い怪物と化す。戦闘能力はシュヴァリエは勿論の事、シフやコープスコーズにも劣る。(それでも常人が勝てる相手ではない)初期の人工翼手はD67の投与から翼手化までに時間を要していたが、シベリア鉄道に乗っていた青年達に投与されたD67では数時間で翼手化に至らせた。
■ デルタ計画(プロジェクト)
アメリカ合衆国政府とゴールドスミス・ホールディングスが共謀したプロジェクト。アメリカに服さない国に人為的に翼手を発生させ、アメリカへの隷属と引き替えにコープスコーズの派遣を受けるか、翼手に滅ぼされるかの二者択一を強要する事で、アメリカが事実上全世界を支配するのが目的。それだけでなくコープスコーズ派遣による莫大な利益と、真相を知らぬ世界の信頼をも獲得するものである。
しかしその裏側のアンシェルの策略では、全世界生中継させたディーヴァの歌声をきっかけに全世界に翼手を誕生させ、世界を翼手で満たす目的であった。最終的には総人口の30人に1人、およそ2億人が翼手となる(余談だがこの手の計画は、某特撮番組同じく、数年前に作られた同シリーズ別作品の劇場版などにも登場している。)。
■ サンクフレシュ製薬(サンクフレシュ・ファルマシー)
正式名称・サンクフレシュ・ファルマシー。筆頭株主はゴールドスミス・ホールディングス。
ヴァンが一時、出向していた製薬会社(ヴァンの所属はゴールドスミス・ホールディングス)。本社はフランスにある。ベトナム支社にはカールが工場長として就任していた。
元はフランスの片田舎にあった製薬会社だったが、ソロモンがCEOに就任するや僅か5年で世界的な企業に成長した。又、デルタ67を秘密裏に開発しており、米軍などに供給している他、デルタ67を混入した食品を世界中にばら撒いている。
ソロモンがディーヴァに決別を宣言した後、解体され(その際、彼はCEOを解任された)、ヴァンをCEOとするサンクフレシュ・アメリカを中心とする企業グループに再編された。
尚、「サンクフレシュ」はフランス語で「5本の矢」と言う意味で、5本矢を組み合わせたマークは、ロスチャイルド家の家紋でもある。
■ ゴールドスミス・ホールディングス
二度の世界大戦で財を成し、資本に物を言わせて世界中の名立たる企業の株主になっている企業。サンクフレシュの筆頭株主であり、サンクフレシュ・ファルマシーはゴールドスミス傘下である。
総帥はアンシェル・ゴールドスミス。
■ 動物園
1832年に完成したボルドーにある施設。またジョエル・ゴルトシュミットの屋敷のこと。
ラマルクの「動物哲学」に影響されて生物の進化に興味を持った初代ジョエルが世界中の動植物や化石の類を個人の研究の為に収集していた。その収集品の中にアイスランドに伝わる奇妙なミイラがあった。「SAYA」と呼ばれたこのミイラを解剖して取り出した繭から生まれたのが小夜とディーヴァであり、その後敷地内で小夜はジョエルに愛情深く育てられたが、ディーヴァは薄暗い塔に幽閉され、最低限の食事のみを与えられるだけだった。内部の広さは100エーカー(120,000坪、サッカーグラウンド100個分)程である。小夜とディーヴァの最後の決戦の場となった劇場の背景はこの動物園がモデルになっている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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